恐山霊場 八角円堂と水子地蔵

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男性一眼レフバイク旅。恐山に風車が回っている理由を知る。


 

恐山霊場 地獄巡り

 

 

「日本三大霊場」恐山を歩く。


 

恐山霊場 水子地蔵

 

八角円堂の近くに小さな池がありました。
池の周りには数多くの風車が供えられ、風が吹く度に一斉に回り出します。

 

水子供養御本尊。

 

池の中心には赤子を抱いたお地蔵さんの石像が建っていました。
お地蔵さんの足元にはよちよち歩きの小さな子供が、母親を求めるような姿で彫像されている。

 

水子

水子

“水子”は本来「すいじ」と読み、 戒名の下に付ける位号の一つで、死産や乳児の頃に夭折した者に対して付けられるものであった。

 

水子とはこのように、もともとは死亡した胎児だけでなく乳児期、幼児期に死亡した子供を含む概念であったが、戦後の日本で人工妊娠中絶が爆発的に増加したことを受け、1970年代頃から中絶で死んだ胎児の霊を弔う水子供養の習慣が広まっていくとともに、現在の意味が定着していった。

 

[ ウィキペディア 水子 より ]

優しく赤子を抱く水子供養地蔵の石像の前で思わず手を合わせる。

池のまわりで回り続ける風車(かざぐるま)は、水子のためのもの。

 

その光景を見た時、恐山周辺で見かけた風車の意味を理解しました。

 

恐山霊場 地獄巡り 恐山霊場 地獄巡り

 

「人は死ねば山さ行ぐ」

 

それは、老人や大人だけではなく、幼くして亡くなった子供も例外ではありません。

恐山に来る途中で降りた宇曽利山湖の三途の川の橋にも風車が回っていたのを思い出しました。

 

宇曽利山湖

 

風車(かざぐるま)は全部、小さな子供の供養のためのものだったんだ・・・。
景色の中に「こういう場だからある」程度の感覚で何気なく目にしていた物でした。

 

そういえば、恐山菩提寺の御本尊は「延命地蔵菩薩」とパンフレットに書いてありました。「お地蔵さん」 は「地蔵菩薩」のことです。

 

【大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされる。一般的には「子供の守り神」として信じられており、よく子供が喜ぶお菓子が供えられている。】 - ウィキペディア「地蔵菩薩」 より ]

 

恐山霊場 地獄巡り

 

恐山霊場の一番奥に白い砂浜が広がっていました。
この場所に付けられた名前は「極楽浜」。いつの間にか極楽に導かれていたようです。

 

下北半島に吹く風を受けて、物音一つしない静寂の白浜に風車が回り続けていました。

 

恐山霊場 地獄巡り

 

極楽浜には「震災供養塔」が建てられていた。

心霊スポットやパワースポットとオカルト探索のような気持ちで訪れた恐山だったのですが、足を進めていくごとにその印象が変わっていくのを感じます。

 

 

恐山霊場の「情景」


 

ダンボー

 

 

さあ、そろそろ恐山霊場を後にしよう。

 


 

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