恐山霊場一人旅 枝にかかる手ぬぐいの謎

恐山へ男性一眼レフバイク旅。八角円堂が折り返し地点。

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恐山霊場のトイレ休憩地点。

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お堂の中には赤い法衣をまとわれた仏様（？）が祀られていました。

 

小さな無人のお堂は特別写真撮影についての記載はなく、常識の範囲内という気持ちで失礼ながらカメラを向け、写真を撮らせていただいきました。
ISO感度を上げてフラッシュを焚かず10秒ほどで撮影をさせていただきます。（※なお、恐山菩提寺の御本尊は写真の仏像ではありません）

 

さて、戻りましょう。

 

 

あなたが霊場から戻る方向へ歩みを進めると、滑稽な光景が目に留まった。
ぽつりぽつりと木の枝に手ぬぐいと草鞋がぶら下がっています。

 

なんだろう？お坊さんたちが修業か何かでわらじで川を渡ったりするのかな？
乾かすにしても木にぶら下げておく必要はないだろうに。

 

歩みを進める目の前の茂みには、さらに多くの手ぬぐいがぶら下がっています。

 

 

・・・ちょっと不気味な光景です。

 

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恐山霊場の最初に歩いたガスが噴き出す「地獄巡り」の地点まで引き返してきました。
遠くには湖が見えます。

 

・・・・そういえば、あの湖、恐山に来る時に停まって眺めた宇曽利山湖か！？

恐山霊場の圧倒的異世界感に押され、目の前にあっても全くつながらなかった風景の一部がようやくここでパズルのように組み合わさっていきます。

 

宇曽利山湖（宇曽利湖）と恐山   ■ 宇曽利山湖（宇曽利湖）と恐山   宇曽利湖（うそりこ）は、下北半島のほぼ中心、恐山にある湖。湖全体が青森県むつ市に属する。地図上では宇曽利山湖と表記されているが地元では宇曽利湖と呼ばれている。そのため地図の表記を宇曽利湖にしようという動きがある。下北半島国定公園に指定されている。 恐山山地の剣山の噴火で形成されたカルデラ湖。外輪山に端を発する流入河川は十数本あるが、流出河川は津軽海峡にそそぐ正津川（しょうづがわ）の1本のみである。   宇曽利湖と外輪山を総称して恐山とよぶ。湖の北東部は霊場恐山の境内となっており、温泉が湧き、火山ガスや水蒸気が噴出している箇所がある。 恐山は活火山として指定されている。   [ wiki-宇曽利山湖・宇曽利湖 より ]

 

 

そう、上の写真のこの場所から右奥に見える建物のさらに右奥の方向に恐山霊場があるのです。

そう言えばいきなり三途の川でした。変な鬼の像もあったんだった。

・・・・鬼？三途の川の・・・ナントカばばあ・・・。
たしか身ぐるみ剥いでいくのが、ばあさんの役目で、じーさんの方は・・・

 

 

そうだそうだ、「脱衣婆」と「懸衣翁」だ。
・・・・・・。

 

 

なるほど。
あれはきっと、意味があることだったんだ！？

 

関西のだんじり祭りや秋田のなまはげ・・・全国に地元の人しかわからない信仰や言い伝えに基いた行事やまじないがたくさんある。

 

恐山霊場の小さなお地蔵さんが見送ってくれた

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下北半島にふらりと訪れた一人旅のあなたを、何も語らない小さなお地蔵さんが微笑みながら見送ってくれたように見えました。
この後さらに薄暗くなる帰路の林道のお地蔵さんを、あなたが不気味に感じることはきっとないでしょう。

 

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