名勝・天然記念物の厳美渓へ行く！

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厳美渓ってどんな場所なんだろう？男性一人旅探訪

厳美渓×男旅行

カメラ女子一人旅行スタートです。

岩手県の一番南、宮城県との境にある一関市には、猊鼻渓（げいびけい）と厳美渓（げんびけい）という二つの大きな天然系の観光名所があるそうです。

そのうち、無料でお散歩を楽しめる「厳美渓」を訪れて写真旅してみることにしました。

猊鼻渓の方は「舟下り」に参加しなければ風景を見ることができない川なので、無料で自由に歩ける厳美渓へ向かいます。

天然記念物厳美渓は平泉から車で30分くらいの景勝地

厳美渓って？

2キロにわたって続く渓谷は、奇岩怪岩が顔を出し、滝あり深淵ありと変化に富んでいます。春夏秋冬どの季節も美しいですが、常緑の木々の中に紅葉が混じりあう晩秋の風景はひときわ印象的です。

かつて仙台藩主・伊達政宗公が、「松島と厳美がわが領地の荷台景勝地なり」と自慢しては、度々この地を訪れました。

渓谷周辺の散策をお楽しみください。
（散策の所要時間約60分）

[一関市役所商業観光課パンフレットより]

厳美渓は国の名勝・天然記念物の地域です。

さて、歩き回ってみましょう♪

岩手県の一関市は平泉町と隣接した地域です。平泉町はあの世界文化遺産の平泉。本来、「世界遺産＝観光地」でもなければ「天然記念物＝観光地」でもないのですが、平泉にあやかるように厳美渓と猊鼻渓がセットの様に観光案内に出てきます。

平泉駅～一関駅・・・電車で約8分、クルマ（バイク）で約18分。
平泉駅～猊鼻渓・・・約18km、クルマ（バイク）で約32分。一関駅～猊鼻渓・・・約15km、クルマ（バイク）で約30分。
平泉駅～厳美渓・・・約9km、クルマ（バイク）で約18分。一関駅～厳美渓・・・約10km、クルマ（バイク）で約20分。

・・・なるほど、意外とちょうどよい距離感のお散歩地域ですね～。

厳美渓は狭い景勝地域

厳美渓ですが、実際はそれほど大きなエリアではなく、見どころは厳美渓そのものとなっているようです。

現地の案内板を見ると・・・

『長者滝橋～天工橋～御覧場橋』の間が厳美渓のお散歩エリア。（その先に鈴振りの橋）

2kmの渓谷と言っても、山の中ではなく、磐井川に沿うように道路に囲まれていますね。

70分周遊コースをみると、1周が約2.5kmになっているので、実質1kmの範囲ですね。

天然記念物厳美渓

厳美渓のなりたち

太古の時代、栗駒山の噴火で作られた石英安山岩質熔結凝灰岩が浸食されてできたみごとな自然の芸術です。
奇岩おりなす絶景と「四十四滝」と呼ばれるさまざまな滝、渦なす水流によって岩石表面にできた甌穴。
渓谷は約2キロにわたって続き、国の名勝天然記念物に指定されています。

[ 一関観光協会-厳美渓観光ごあんないパンフレットより]

・・・そういえば、厳美渓の直近には散策のための公共（無料）駐車場がありません。（利用前提の飲食店やお土産屋さんなら駐車場があります）

マイカーの人は、県道平泉厳美渓線（岩手県道31号）沿いの「サハラガラスパーク」の駐車場か、国道342号線沿いの「道の駅厳美渓」（一関市博物館）の駐車場、または御覧場橋（釣り橋）方面にある自然休養村管理センター近くの市営駐車場を利用して駐車すると良いでしょう。

さっそく厳美渓を散策していこう

珍しく散策へ直行する一人旅になりました。
・・・と、いうのも、地形的に道路の下（磐井川）がすでに厳美渓で、歩き出せばすぐに岩場へ降りて川沿いを散歩できるのです。

「渓谷」と聞けば山深い場所の壮大な地形をイメージしてしまいますが、厳美渓の場合、山のふもとを流れる川の地域が「ゴツゴツした岩場ゾーン」といったようなスタイルの渓谷です。特に登山でも森の中のハイキングでもないので、クマ除けの鈴などは要りません。

天然記念物厳美渓

厳美渓は磐井川の上流側から長者滝橋、天工橋、御覧場橋（冬期通行止めの吊橋）の3本の橋があり、賑わっているのは厳美渓レストハウスなどの商店が並ぶ真ん中の天工橋周辺。右の写真の右側の小さな屋根のある東屋も天工橋の近くにあり、厳美渓の名物としている「空飛ぶだんご（かっこうだんご）」というユニークなサービスも。

厳美渓のバス停留所前に厳美観光馬車の発着所があります。
これは厳美渓を馬車に乗って周遊する厳美観光馬車なんていうのもありますね。

天然記念物厳美渓